私は放課後急いで町にある大きな島崎病院というところに行った。予想通り、真騎君はここに入院していた。

ドアを開けるとベットで考え事をしているような真騎君を見つけた。
「唯川…?どうしてここに?」
と言われると理由もなく涙がこぼれ落ちた。
「良かった…元気そうで。」
「なんだ、気にしてくれてたのか、ごめんね、心配かけちゃって。」
「ううん!」
と言うと急に抱きしめられる。
「え…?」
「好きだ。ごめん、こんな心臓病の男なんて嫌かもしれないけど唯川のことが好きなんだ…」