「真騎…真騎!」
思わず叫んでいた。

そうしているうちに長い手術は終わった。

「精一杯手を尽くしましたが…。」

あ…。
その言葉が全てを物語っていた。

「これが、最後の面会です。」

そう言って通されたところに真騎は横たわっていた。

「あと、ゆあちゃんに、真騎くんから手紙があります。自分が死んだら渡してくれって。」

その手紙を受け取る。