そんな時急に真騎の調子が悪くなって救急車で運ばれたと家に連絡が入った。

雨の日だった。
私は嫌な予感がして島崎病院へ走った。
病室の前まで来たものの怖くて…手が震えてドアを開くのにも時間がかかった。

「真騎…?」
「あっ、来てくれたんだ…。ごめんね。心配かけたよね?」
「ううん…無事でなにより。」