教室に戻ると、ちょうど、アミダクジに、みんな名前を書き込んだところだった。

「おかえり。くるみ大丈夫?」

「もう大丈夫。まなみ心配かけてごめんね。」

「クールダウンできたらしいよ。」

砂原王子は笑顔でこたえる。
司が待ちかねたように、あみだを持って来た。

「砂原、名前書いてお前で最後だから。」

「あれ、早瀬さんは?」

「ざーんねん。実行委員会入り決定でーす。」

「ちょっと、実行委員会ってどういうこと。」

あわてて、聞き返す。

「しゃーねーだろ。女子が一人余るんだから、お前俺と仕掛け側な。朝からプリプリしてた罰。」

「罰って。」

なんだよそれ。
と、思ったけどちょっとホッとした。