「おはよう。二人で何コソコソしてんの?」

急にまなみの声がして驚いた。

「おはよう。夏目さん、朝から早瀬さん怒っちゃって。」

「ちょっと、そんなことないよ!」

「分かった~幼稚園児がまたなんかしでかしたのね。」

まなみが、イタズラっぽく笑う。

「さすが夏目さん、よくわかるね。」

「それを砂原君がなだめてたわけだ。」

「だから、おこってないってば!」

二人とも、あたしで遊んでる。

「じゃ、あたしが羽柴にガツンと言ってあげる。」

まなみが、ちっちゃくガッツポーズをきめる。