「おはよう、早瀬さん。」

「砂原君。お、おはよう。」

「どこか、行くの?」

司がこっちを見てる。
その気配にあたしは、全身の血液が沸騰するかと思うほど、恥ずかしくなる。
すると砂原王子はチラリと司を見て、扉を開けてくれた。

「ちょっと、いっしょにでようか。」

「えっ。」