「ね、ね、で何の話ししてたの?」


「うーん、司がまた、チビとかなんとかいってきて。」


「っかーあの幼稚園児がー!で、王子がなんて?」


「か、か、かわいいと。」


「キャーッ。きゃわわとな?」


「いやー。聞き違いかも。っか王子は誰にでも言えそうだよね。」


「だな。王子だからな。」


「そうそう、耳ボケかもね。」


「妄想っかー妄聴みたいな?」


ギャハハー!と二人して大笑いして。

そうだよね妄聴だよね。と、も一度心の中でつぶやいた。