この状況にブチ切れたのは、まなみだった。


「ったく、くだらない。気になるなら砂原王子に直接ききなよ~!さぁ、砂原行ってきて!」

「夏目さんには、かなわないな~。」



って砂原王子が立ち上がると、キャーッと言いながらみんな逃げて行った。


「まなみ~。ありがとう。」

「ったく、くるみもいちいち答えなくていいんだからね。それから、砂原君もちゃんと責任とりなよ。」



あたしと、砂原王子は顔を見合わせる。


「こえー。夏目ちゃん。」


通りすがりに、司がつぶやいていく。


「羽柴待ちなさいよ!そもそも、アンタが…!」