そんな、急にいっしょに帰るとか無理無理無理……。


「あの、あたし…やっぱり。」

「早瀬さん、おどろかせてごめん。駅まで付き合って。ちょっと話したいことあって、自転車とってくるから待ってて。」

「?!」


もしかして、さっきの告白って駅までってこと?

今日のあたしは、混乱しすぎていて、聞き間違えたのか…。


だとしたら、はずかしすぎるんですけど。

ぐるぐる考えてると、自転車を砂原王子が戻ってきた。

あたしは、緊張しながら追いかける。