「ちっさい、鈍くさいで、どんぐりっ!」 司が、ニヤニヤしながら、頭をつついてくる。 「やめてよ!」 司の手を振り払うつもりが、砂原王子の手が当たる。 ポンポン。 「かわいいと思うけど。」 そのまま、砂原王子はあたしの頭を撫でて行ってしまった。 今日があたしの、命日になるのか?!