苦笑する王子に、目をキラキラさせながら、まなみがつっつく。

「くるみのことってどんな?どんな?」

その勢いにちょっと、戸惑いながら安藤さんと王子が答える。


「んー自慢話?みたいな?」


「あーそうそう、早瀬さんが意外とドジっ子だとか、危なっかしいとか。」


「なによ悪口ー?」


チラリと司を睨むと、そっぽをむいている。


ちょっと調子狂うじゃん。


「さっさと食おうぜ、ポテト冷めたらまずくなるし。」


ちょっと強引に司はポテトをほうばった。