その後は、色々なアトラクションに、乗りたい人が一緒になる形で園内をまわる。
驚いたことに、まなみと安藤さんは趣味が合うらしく、絶叫系に連続で乗り、司と北城がリタイアしてきた。


「楽しいね。」

おもわず司にそう言ってしまったのは、他の4人が定員4名のシューティングアトラクションに出発した時だった。
司は驚いた顔を一瞬みせたが、少し笑いながら答える。

「ひさびさに、ジェットコースター乗った。」

「司、高いとこ苦手だもんね。ジェットコースターは一瞬だから大丈夫なのかな?」

「まぁな。くるみは相変わらず絶叫系乗れないのな。ダッサ。」

「な、なにを〜あたしだってがんばれば乗れるんですよー。そっちこそ、観覧車乗ってみなさいよ。」

「くるみが一緒だったらいつでも。」

「な、なにチャラいこと言っての。」

突然の司の言葉でドギマギしてしまう。
からかってるだけなのか、本気なのか…。