「おはよう‼ね、なんかあったの?」

朝イチまなみが、グイグイ突っ込んできた。

「な、なにも…。」

あたしは、たじろぎながら答える。

「おはよ。」

司に普通に声をかけられて、ドキリとしてうつむいた。
司の顔見られないー。
代わりにまなみがこたえる。

「おはよ。もう大丈夫なの。」

「ああ。っかくるみ、なんなんだよ昨日のは。」

「なになに?なにがあったの?」

まなみがあたしと司を見比べてにやりと笑う。