「な、なんで?司がいるの?」

「くるみなんでじゃないでしょ。司君あんたの忘れ物持ってきてくれたんだから。」

「あ、ありがと。じゃなくて、キャンプファイヤーは?まだ合宿中じゃ…。」

母と司が同時に吹き出す。

「あんた丸一日寝込んでたからね。」

「合宿、無事終了。実行委員会おつかれ。」

「え…。」

「ほら早く着替えて顔洗ってきなさい。」

あたしはなんだかよくわからないまま、着替えて顔を洗う。
リビングに戻ると、司だけが座っていた。