「ね、怖いでしょ。気持ち悪くなっちゃって。」

「確かに、砂原は無事か?」

「それが女子同士牽制しあって1m以内は近づけないんだよね。」

まなみは、そこ割って入ってつまみだされたらしい。
さすがだ。
そうこうしているうちに、砂原王子が女子団子と共にやってきた。
あわてて木札を配る。
女子たちは砂原王子をあたしから遠ざけようと、司の方へ寄っていくので、司の前に大行列ができた。
あたしは後からちらほら来たペア及び残り男子に木札を渡す。
やっと砂原王子&女子団子を配り終えると、残りの木札は半分になっていた。