ガシャン。ピピピピピ、ピ、ピ、ピ、ピー!

亜衣「えぇ!あたり!?」

約5年この自動販売機使ってて初めて当たったよ〜。今日は何て素敵な日なの!!

亜衣「そうだ!川澄先生に1本あげよう!」

私は川澄先生の居場所を知るために、塾のシフト表を見に行く。

栞「亜衣ちゃんお疲れ様〜。」

亜衣「狩野さんお疲れ様です。」

この人は受付事務をやっている狩野栞さん。私の一個上で川澄先生と同じ大学に通っている。

亜衣「シフト表見せていただけますか?」

栞「シフトね〜…はい、これかな?」

川澄…川澄…あれ?

亜衣「…いない?」

栞「亜衣ちゃん!後2分で次の授業だよ?」

え!もうそんな時間!?

亜衣「ありがとうございました。…あ、これよかったら。」

私は先ほど当たった飲み物を狩野さんに渡す。

栞「え〜いいの?ありがとう!」

川澄先生、もしかしてさっき会った前の授業で勤務終わってるのかな?そしたらご飯までの時間…申し訳なさすぎる!後で謝ろう…。

ガラッ

亜衣「はい座って〜。」

こうして私は残りの1コマを終えた。