「ハァ…ハァ…ハァ…」


大きく肩で息をする。

けど、なかなか呼吸が整えられへん。


俺は力が抜けて、崩れるようにその場に座り込んだ。


すると赤組のテントから、次々と同じクラスのヤツらがトラックの中へ走ってきた。


どうしたんや…?

と思ってると、俺のところにやってきた。


「…えっ、…えっ!?」


わけがわからへんまま、俺は担ぎ上げられる。