俺は、グラウンドに急いだ。



トラックの中には、すでに出場選手が集まってた。


俺はグラウンドを横断して、その中に混ざった。


「「桔平っ!」」


翼と絢斗と涼が、俺に気づく。


「なんで、ここにいるんだよ!?ケガは?」

「そんなん、大丈夫に決まってるやん!」

「でも、リレーは出れねぇってさっき先生から聞いたぞ?」

「やから、治ったから出れるねんっ!」