「えー…、ヤダー」


と言う声が聞こえる。


気持ちはありがたいけど、競技に参加して少しでも点数を獲得してほしい。


それにさすがにこの人数は、…ごめんやけど暑苦しすぎるっ。


女の子たちは名残惜しそうに、ぞろぞろと保健室を出て行った。


「ほなな~!競技がんばっておいで~!」


俺は笑顔で見送る。


「失礼しまーす…」


その直後、だれかが保健室に入ってきた。