そして、脱ぎ捨てた体操服を着る。


「そういえば桔平、色別対抗リレーに選抜されたんだっけ?」


美姫も慣れた感じで、自分の体操服に手を伸ばす。


「そうやで!」

「なかなかやるじゃんっ」

「まぁ、俺やからな♪」


少し雑談したあと、俺は美姫よりも先に体育館を出た。


すると向こうの校舎辺りに、ちんちくりんなコが歩いているのが見えた。


あれは…、ひなちゃんや♪