俺と美姫の間には、友情だの愛情だのという関係はない。


あるとすれば、ただの“カラダの関係”だけ。


俺はなんとも思わへん。

寂しいとかも思わへん。


「えー、サイアクー」なんて言われても、どうでもいい。

これが、俺やからっ。


こうやって割り切れてる自分、案外好きやったりするで?



「ふ~…」


俺は深呼吸すると体を起こし、美姫から離れた。