「お前ら、なにしにきたんだよ?」


ひなちゃんに近づいたので、絢斗がキバをむく。


お前は、番犬かっ!


「翼と絢斗のご両親やから、ちゃんとごあいさつしとかなと思て」

「まぁ、そんな感じ」


涼も俺に合わせてくれた。


「どうも!翼くんと絢斗くんと仲ようさせてもらってる、工藤桔平ですっ」

「初めまして、長谷川涼です」


俺たちは、軽く頭を下げた。