次の瞬間っ…。


「………!!?」


あたしは息をするのも忘れるくらい、驚いて目を丸くした。


「…へっへ~♪ひなちゃんのチュー、いただきましたっ♪」


桔平くんは舌をペロッと出し、いたずらっぽく笑う。


そう…。

あたしは、桔平くんに…キスされた。



「あっ、ひなちゃん泣き止んだ♪」


泣き止んだって…。


…そりゃ一瞬のことで……、なにがなんだか…。