…あたしのせいだっ。


あたしは、目の奥が熱くなるのを感じた。


桔平くんに謝らないと…!


「桔平くんはどこっ…!?」

「あいつなら、翼と涼が保健室に連れて行ったと思うけど…」

「…わかった!ありがとっ」


あたしはグラウンドを抜け出し、校舎へ向かった。



すると、校門付近に救急車が1台停まっていた。


…まさか、桔平くんっ!?


あたしに、また不安の波が押し寄せた。