「うん!」


軽快な返事をした桔平くんの目は、キラキラしていた。


「もう1つ条件!午後からの競技で、棒倒しがあるでしょ?あれで、一番に桔平くんが敵の旗を取れたら、デートしてあげる!」


桔平くんの目の前に、ビシッと人差し指を突き立てた。


「えー…!あれって、けっこう大変なんやでー…」

「もし取れなかったら、あたしがフリーになってもデートはお預けねっ」