「りょーかいっす」


俺は、秋月さんの荷物を肩にかけた。


「自分の荷物ぐらい、自分で持つよっ!」

「いいって。じゃ、店長お疲れ様です」


店長にあいさつすると、俺は秋月さんの家へ向かった。


秋月さんも店長にあいさつすると、金魚のフンみたいに俺のあとを追いかけてきた。


そして俺の横につくと、ポツリと話し出した。


「…今日は、いろいろとごめんね」