「俺、秋月さんを送って行くんで」

「…そっか。仲いいんだね」

「そうですか?」

「…うんっ。じゃあ、私は帰るね」


そう言って、芝田さんは帰って行った。



それから10分くらいして、秋月さんが目を覚ました。


…やっと、起きたか。

寝過ぎ。


「…すみません。あたし、迷惑かけてばっかりで…」

「大丈夫だよ!長谷川くん、秋月ちゃんを送ってあげてっ」