歩き続けていると、ようやくコテージの明かりが見えた。


「戻ってきた…!」


芝田さんが入口で帰りを待っていたようで、その芝田さんの声に、次々と中からスタッフが出てきた。


俺は玄関に入ると、秋月さんを下ろした。


「秋月ちゃん、大丈夫っ…!?」


店長がタオルを持って、駆け寄ってきた。


「…は、はい。…ご迷惑をおかけして、すみませんでしたっ!!」