確か、バッグにもなにも付けてなかったような…。


と思ったが、今はそんなことを考えている場合じゃない。


とにかく、秋月さんを見つけ出さないと…。



もうすぐで頂上に着くというのに、一向に秋月さんとは会わなかった。


おかしいな…。

もうそろそろ、追いついてもいいはずなんだけど…。


そのとき、俺はここで自分の考えが間違っていることに気づいた。