まるで妹ができたみたいで、ひなちゃんがかわいく見えた俺は、優しく頭を撫でた。


女の子って、頭撫でれるのが好きって言うしな。


でも、ひなちゃんは泣き止まへん。


「どうしたら、泣き止んでくれるん?」


聞いても、首を横に振るだけ。


困ったな~…。

このままこんな暗い公園に1人、残すわけにもいかへんしな…。


「頭撫でるだけじゃ、あかん?」

「うぅ~…」