俺の裸見て恥ずかしがってたから、てっきり彼氏おらんもんやと思ってた。


じゃあ、絢斗って…完璧に片思いやん。


それでもひたむきに、ひなちゃんに想いを寄せる絢斗。


顔に似合わず、純粋なんやな。



「告ったりしーひんの?」

「いつかする。けど、今はしねぇ」

「彼氏おるし?」

「それもある。でも…」

「でも…?」


絢斗は力が抜けたように、ソファーに倒れ込む。