「本当だろうな?」

「ほんま!ほんま!」


俺は、真剣に絢斗に訴えかける。


「…わかった。疑って悪かったな」


絢斗は俺から体を離した。


はぁ~…、怖かった…。


たぶん、今までの人生生きてきた中で、一番命の危機を感じたわ。


いつもは友だち思いでええヤツやのに、絢斗って女が絡むと面倒くさいな…。


でも、そんだけひなちゃんのことが好きってことか。