絢斗は器用に木から飛び移ってくると、俺の部屋へ入ってきた。


お前はサルか!


「…な、なにしにきたのっ!?」

「ひなを追っかけてきた♪」

「追っかけてきたって…」


ひなちゃんと絢斗の親しい感じの会話が始まる。


もしかして、この2人…知り合い?


「…あれ?…絢斗とひなちゃんって、どうゆう関係?」


俺が何気なく尋ねると、絢斗がギロリと俺の方を振り返った。