驚いて見るとっ…。


…それは絢斗だった!


「なんで絢斗があたし部屋にっ…!?」


あたしは、訳がわからなかった。


「ひな~…!」


寝ぼけているのか、たぬき寝入りをしているのか、絢斗がキスを迫ってくる。


「…やめてよ、絢斗~!!」


あたしは必死にもがく。

しかし、絢斗はビクともしない。


こうなったら…。


あたしは深呼吸すると、絢斗の額に頭をぶつけた。