「そうだけど…」


まさかその歳になって、あたしといっしょに寝たいなんて、言うんじゃないでしょうね…。


しかし、絢斗はなにも言わなかった。


「翼の部屋に、絢斗の布団も敷いておいたからっ」


そうして、翼と絢斗は2階へ上がって行った。


あたしは戸締まりを確認すると電気を消して、自分の部屋へ向かった。



部屋へ入ると、咲斗がスヤスヤと眠っていた。