「おいで、咲斗~♪」


あたしは両手を広げて、咲斗を迎え入れる。

ほんと、咲斗はかわいい。


そして、咲斗に自分のスウェットを着せる。


咲斗にはちょっと大きいけど、あたしよりも身長の高い翼のを借りるよりは、まだマシなはず。


「じゃあ、俺もひなのを着る♪」

「着なくていいから。あんたは、翼のでピッタリでしょ!」

「俺だってー…」

「いいから、先にお風呂入ってきて!」