「お前ら、上出来だっ!」


絢斗が褒める。


「俺とひなの言うことは、絶対だって教えてあるんだよ」

「…なにそれっ!?」


そんなこんなで、帰りも絢斗の後ろに乗せられた。



あたしの家に向かって、大通りを走っている最中…。


ウー!!!!


突然後ろから、パトカーのサイレンが聞こえた。


事故かな…?

と思っていると…。


『神龍寺、止まりやがれ!!』