数分歩いて、絢斗が足を止めた。


「ひな、目開けてみ」


あたしはギュッとつむっていた目を、徐々に開けていく。


…するとそこには、視界に収まり切らないくらいの美しい光の海が広がっていた。


白、赤、青、黄色…。


様々な色の光が合わさって、あたしの目に映った。


「…すごい」


あまりにもキレイすぎて、思わず言葉を失う。


「すっげーっ!!」