「すごいんじゃない?」


軽く流しておいた。


誉めると、「やっぱり~!?」とか言って、調子に乗る姿が目に見えていたから。


総長なのは知ってたけど、まさかそんなに大きな暴走族グループだとは知らなかった。



「でも暴走族なら、夜にその辺りを走ってるんだよね?」

「そうだけど」


よく暴走族がうるさくて、迷惑っていう苦情があるもんね。


…だけど。