学校帰りに6年生3、4人にいじめられていたところへ…。


後先考えずに飛び込んできたのが、わずか小学1年生の絢斗だった。


絢斗は相手が複数にも関わらず、そのまま6年生を追っ払ってしまった。


このときから、絢斗は今まで何回もあたしを助けてくれている。



「そういえば、“コクリュウ”ってなに?」


あたしの問いに、翼がジュースを噴きそうになっていた。