「黒龍(コクリュウ)のっ…」

「神龍寺…絢斗っ……!?」


なぜか、男たちは絢斗の名前を知っていた。


「そうだけど、なんか文句ある?」


絢斗が一歩前に出ると、男たちは後退りした。


さっきの勢いは、どこへやら…。



10分後…。


「ジュース4つ!」

「ポップコーンも4つ!」

「絢斗さん、買ってきましたよ!」


あたしは男たちに、ジュースとポップコーンを手渡される。