「由香里!おはよっ」


あたしの目が腫れている訳を知っているのは、由香里だけ。


「ひなに話したいことがあるんだけど、今日も授業終わり…空いてる?」

「うん、大丈夫だよ!」


…由香里が話したいこと?

なんだろう?



あたしたちは授業が終わると、また昨日と同じカフェに入った。

頼むものも、昨日とまったく同じ。


そして、昨日と同じ席に着く。