その気持ちを、無理やり閉まおうとしているから…。


あたしは由香里に優しく頭を撫でられながら、声を殺して泣いた。



絢斗も桔平くんも長谷川くんも、…好きっ。

でも、好きになっちゃいけない……。



「やっぱり、あたしじゃダメなんだよ…」


初めは、あたしなんかが3人に好かれる資格なんてないと思っていた。

でも今は、夢と恋愛で迷うような…こんな中途半端なあたしが、好かれてはいけないと思っている。