俺は、慌てて美姫を引き離した。



「ねぇ。桔平は、どんなコがタイプなの?」


グラウンドに向かって歩いてる最中に、美姫がそんなことを聞いてきた。


「…俺っ?そやなー…、素直なコ…かなぁ?」

「素直なコねぇ…。だから、秋月先生かっ」


一応、ひなちゃんのことをライバル視してるんかな?


すると…。


「…わかった!」


そう言って、美姫は校舎の方へ走って行った。