こんなところまできて、メシを食おうとするヤツはだれもおらんかった。

人の気配すら感じひん。


ほんまに、美姫…おるんか?


体育館の扉には南京錠がかかってて、まず中には入れへん。


…一応、裏にまわってみるかっ。


体育館を壁伝いに歩いていると、声が聞こえてきた。


「美姫…、ちゃ…と覚えてる……から…!!告白……で、桔平が告白し…相手が……先生だって…!」