「今の…どうゆうこと?」


俺が尋ねると、笹野先生は“なんでお前に言わなあかんねん”とでも言いたそうな表情で、俺を見た。


「でも、まっ。もうなにも隠す必要なんてないんだし、言ってやるよ」


自分が悪いことしたクセに、なんで上から目線やねんっ…。


「美姫のヤツ、お前ら3人のだれかに惚れてたみたいだぞっ」


へ~。

俺ら3人のだれか…。


…って。