電話する翼は放っておいて、俺たちは昇降口で上靴に履き替えた。


昇降口から入ってすぐのA棟にある購買には、昼休みということで、メシを買いにきたヤツらが群がってた。


「先に買う?」

「いや。あとで、人が少なくなってからでいい」


涼は、購買の横を通り過ぎて行った。


俺たちは、そのまま保健室に向かうことに。


「なぁ。さっきの試合、俺らすっげー調子悪かったじゃん?あれ、なんでだと思う?」