「桔平っ!」


翼からのトスを受けて、最後は俺のアタックが久々に決まり、勝利することができた。



「危なかったー…。マジで焦ったー…」


試合後、絢斗はコートにへたり込む。


こうも点数が取れへんくなるとは…。

…苦しい試合やった。


「こっちがハラハラしたよっ。午後はいよいよ決勝戦だから、次は頼むよ!」


同じ混合チームのコに肩を叩かれた。