そして、試合は無事に開始された。



「翼、行くで!」

「おうっ。絢斗、頼んだぞ!」

「任せろーっ!!」


この試合もまた、俺らの3段階攻撃を繰り広げた。


ピー!!


コートに、審判のホイッスルの音が鳴り響く。


得点板を見ると、12対4で俺らがリードしてた。


このまま、さらに引き離せば楽勝!

…と思っていた、そのとき。


「神龍寺くん、工藤くん、長谷川くん、がんばれー!!」