するとリビングから、駆けてくる足音が。


「ひな~!」


それは、咲斗(サキト)だった。


「咲斗~♪」


あたしは咲斗に抱きつく。


咲斗は、小学1年生。

あたしのカワイイカワイイ弟みたいな存在。


…翼は、まぁ置いといて。


「ひな~♪」


そのカワイイ咲斗のあとにきた、銀髪のこいつは…。


「あんたは、かわいくないっ」


咲斗の兄、神龍寺絢斗(ジンリュウジアヤト)。